
こんにちは!Agnos青山の上遠野です!
今回は「くせ毛・多毛のお悩み」についてお話ししていきます。
毎日アイロンをしても時間が経つと広がってしまう。朝はきれいにまとまっていたのに、湿気や汗で一気に膨らんでしまう。髪の量が多くて重く見えるのに、なぜか“まとまりが悪い”。こういった悩みは本当に多くの方が抱えています。
特に日本人の髪質は一見ストレートに見えても、実際は内側にうねりを持っていたり、部分的にクセの強さが違っていたりと、とても複雑です。そのため「ただの直毛・くせ毛」という単純な分類ではなく、“混合型の髪質”として捉えることが重要になります。
そしてそこに「多毛」という要素が加わると、さらに扱いづらさが増します。髪が多い=良いことのように思われがちですが、実際は毛量バランスや生え方によっては、広がり・膨らみ・重さの偏りを生む原因にもなります。
こういった髪質のお悩みに対して、Agnos青山では、「無理に抑え込む」のではなく、「自然に収まる状態をつくる」という考え方で施術を行っています。
中心となるアプローチは大きく2つです。
・くせやうねりをしっかり整える縮毛矯正
・髪の質感そのものを改善していく髪質改善トリートメント
【縮毛矯正の特徴】
縮毛矯正は、くせ毛やうねりの原因となる髪内部の結合にアプローチし、形そのものを整えていく施術です。熱と薬剤の力を組み合わせることで、半永久的にストレートの状態をキープできるのが最大の特徴です。
特に強いくせ毛や、湿気によって大きく広がってしまう髪質の方にとっては、毎日のスタイリングを大きく変える“ベース作り”の役割を持ちます。
乾かすだけでまとまる状態に近づけることができるため、朝のアイロン時間を減らしたい方や、天候に左右されたくない方には非常に相性が良い施術です。
一方で、施術の精度によって仕上がりの印象が大きく変わるため、「ただ真っすぐにする」のではなく、髪質や骨格に合わせて自然な丸みや柔らかさを残す設計が重要になります。
【髪質改善トリートメントの特徴】
髪質改善トリートメントは、髪の形を変えるのではなく、内部のダメージや水分バランスを整え、質感そのものを向上させていくケアメニューです。
繰り返しのカラーや熱ダメージによって空洞化した髪の内部を補修し、髪一本一本の密度を高めることで、自然なツヤとまとまりを引き出していきます。
縮毛矯正のようにクセを伸ばす力はありませんが、「広がりやすさ」「パサつき」「湿気による膨らみ」といった“扱いにくさの原因”を整えることで、結果的にまとまりやすい状態へ導きます。
また、髪の柔らかさや質感を残したまま改善できるため、ナチュラルな仕上がりを求める方や、ダメージを抑えながらケアしていきたい方に適しています。
続けていくことで、髪の表面だけでなく内側から均一に整い、扱いやすさが少しずつ積み上がっていくのも特徴です。
【縮毛矯正と髪質改善トリートメントの組み合わせが最強な理由】
くせ毛や多毛のお悩みを本質的に解決していく上で、縮毛矯正と髪質改善トリートメントは「どちらか一つを選ぶもの」ではなく、それぞれの役割を活かして組み合わせることで、最も完成度の高い状態を作ることができます。
まず前提として、縮毛矯正は「形を整える施術」、髪質改善トリートメントは「質感を整えるケア」です。この2つはアプローチの方向性がまったく異なります。
縮毛矯正だけでも、うねりや広がりは大きく改善され、乾かすだけでまとまるベースを作ることができます。しかしその一方で、髪質によっては「少し硬く見える」「ツヤは出るけど柔らかさが物足りない」と感じるケースもあります。
逆に髪質改善トリートメントだけでは、手触りやツヤは良くなるものの、強いうねりや根本的な広がりまではコントロールしきれないことがあります。
そこで重要になるのが、この2つを“役割分担”させるという考え方です。
例えば、根元〜中間の強いくせやうねりには縮毛矯正でしっかりと形を整え、毛先やダメージ部分には髪質改善トリートメントで柔らかさと質感を補う。このように部分ごとにアプローチを変えることで、ただ真っすぐなだけではない「自然で扱いやすいストレートヘア」を作ることができます。
この組み合わせの最大のメリットは、「収まり」と「質感」を同時に成立させられる点です。
縮毛矯正だけでは出しにくい“柔らかさ”を髪質改善が補い、髪質改善だけでは届かない“安定した形”を縮毛矯正が支える。このバランスが取れることで、見た目の美しさと日常の扱いやすさが両立します。
また、もうひとつ大きなポイントは「ダメージコントロール」です。
必要な部分だけに縮毛矯正を施し、負担をかけたくない部分にはトリートメントでケアを行うことで、全体の負担を最小限に抑えながらデザインすることができます。これにより、長期的に見ても髪のコンディションを維持しやすくなります。
結果としてこの組み合わせは、
・朝のスタイリングがほぼ不要になるレベルの再現性
・湿気に左右されない安定感
・自然な柔らかさとツヤ
この3つを同時に叶えることができます。
くせ毛・多毛の方にとって一番のストレスは「毎日思い通りにならないこと」ですが、この2つを適切に組み合わせることで、そのストレスそのものを大きく減らすことが可能になります。
つまり縮毛矯正と髪質改善トリートメントは、どちらが上かではなく、“一緒に使うことで完成する関係”だと言えます。
縮毛矯正についてですが、昔のような「まっすぐすぎて硬いストレート」というイメージは、今の技術ではかなり変わってきています。薬剤のコントロールやアイロン操作の精度が上がったことで、根元はしっかりクセを伸ばしながら、毛先には柔らかさや自然な丸みを残すことが可能になっています。
特に強いくせ毛や多毛で悩んでいる方にとっては、縮毛矯正は“デザインの土台を整える施術”として非常に有効です。乾かしただけで形が整うようになることで、毎日のスタイリング時間が大きく短縮され、朝のストレスもかなり軽減されます。
ただし、すべての方に縮毛矯正が必要というわけではありません。
例えば「クセはそこまで強くないけれど、広がる」「パサついて見える」「湿気で表面だけふわふわする」といったケースでは、髪質改善トリートメントの方が適していることも多いです。
髪質改善トリートメントは、髪の内部構造にアプローチし、ダメージホールを補修しながら水分バランスを整えていく施術です。これにより、髪の表面が整い、自然なツヤとまとまりが出てきます。繰り返し行うことで、湿気に左右されにくい“安定した髪”に近づいていきます。
ここでとても大切なのが、「縮毛矯正かトリートメントか」という二択で考えないことです。
実際には、両方を組み合わせることで最も美しい状態を作れるケースが多くあります。
例えば、根元〜中間の強いうねりには縮毛矯正を施し、毛先には髪質改善トリートメントで柔らかさを残す。このように役割を分けることで、「真っすぐすぎて不自然」「重すぎて動きがない」といった仕上がりを防ぐことができます。
また、多毛の方の大きな誤解として「とにかくすけば軽くなる」という考えがありますが、実はこれはケースによって逆効果になることもあります。
すきバサミで過度に軽くしすぎると、短い毛が表面に出てしまい、逆に広がりやすくなったり、パサつきが強調されてしまうことがあります。大切なのは“量を減らすこと”ではなく、“収まり方をデザインすること”です。
そのためにはカットだけでなく、薬剤の選定、アイロンの入れ方、トリートメントの組み合わせなど、すべてをトータルで設計する必要があります。
実際に施術させていただいたお客様からは、「乾かすだけでまとまるようになった」「雨の日でも広がらなくなった」「朝のアイロンがいらなくなった」といった声を多くいただきます。
特に梅雨時期や夏場など、湿気の影響を受けやすい季節は、その違いをより強く実感していただけるタイミングです。
くせ毛や多毛は“扱いづらい髪”ではありますが、見方を変えると“動きや表情を出しやすい髪”でもあります。大切なのは、それを無理に押さえつけることではなく、活かしながら整えることです。
髪質を敵にするのではなく、味方につける。その発想に変わるだけで、毎日のヘアストレスは大きく減っていきます。
もし今、広がり・うねり・まとまりにくさで悩んでいる方がいれば、一度ご自身の髪質を正しく見極めるところから始めてみてください。適切な方法を選べば、髪は確実に扱いやすく変わっていきます。
髪が整うことで、見た目だけでなく気持ちまで軽くなる。その変化こそが、くせ毛ケアの一番の価値だと考えています。
Agnos青山 ディレクター 上遠野裕樹
文章作成
自然な縮毛矯正について、施術事例のBefore / After写真とともに詳しくご紹介しています。

