自宅でできるスタイリングのコツ「美容室帰りの髪型を再現する方法」
自宅でできるスタイリングのコツ「美容室帰りの髪型を再現する方法」
美容室で仕上げてもらった日は、髪が綺麗にまとまっていて、毛先の動きも自然。
ところが翌朝、自分でスタイリングしてみると「昨日と同じようにできない」「外ハネにしたけれど、なんだか違う」と感じたことはありませんか?
美容室帰りのヘアスタイルを自宅でも再現するためには、コテやストレートアイロンの使い方だけでなく、髪の乾かし方やスタイリング前のベース作り、スタイリング剤の選び方まで、いくつかのポイントがあります。
特に、外ハネボブやミディアム、レイヤーカットなどは、少しスタイリング方法を変えるだけで仕上がりの印象が大きく変わります。
今回は、美容室で仕上げたようなヘアスタイルを自宅でも再現しやすくするために、毎日のスタイリングで意識してほしいポイントをご紹介します。
美容室帰りのスタイルを再現するなら「乾かし方」から
ヘアスタイリングというと、コテやストレートアイロンを使うことをイメージする方が多いと思います。

でも、実はその前の「髪の乾かし方」がとても重要です。
髪は乾くときに形が決まるため、朝のスタイリングだけで髪を整えようとするより、夜のお風呂上がりから髪の扱い方を意識することが、自宅での再現性を高めるポイントになります。
お風呂上がりは、まずタオルで優しく水分を取ります。
髪をゴシゴシこするのではなく、タオルで髪を挟むようにして水分を取るのがおすすめです。
その後、ドライヤーを使って根元から乾かしていきます。
毛先は比較的乾きやすいため、最初から毛先ばかりに風を当てる必要はありません。
特に、朝になると根元が潰れてしまう方や、髪があちこちにハネてしまう方は、根元の乾かし方を見直してみてください。

根元が変な方向を向いたまま乾いてしまうと、毛先だけをアイロンで整えても、全体のバランスが取りにくくなります。
まず根元を整えて、その後に毛先を整える。
この順番を意識するだけでも、朝のスタイリングがしやすくなります。
朝のスタイリングは「ベース作り」が大切
寝起きの髪に、そのままコテやストレートアイロンを入れていませんか?
寝癖がついている場合は、毛先だけをアイロンで直すのではなく、必要に応じて根元から軽く濡らしてリセットすることが大切です。
一度ついてしまった寝癖は、毛先だけを直しても根本的な部分が残ってしまいます。
根元の毛流れを整えてから乾かし、髪全体のベースを作っておくと、その後のコテやアイロンが使いやすくなります。
「朝は時間がないから、できるだけ簡単にスタイリングしたい」という方ほど、最初のベース作りを丁寧にするのがおすすめです。
ベースが整っていれば、アイロンを使う時間を短くできることもあります。
コテやアイロンは一度にたくさんの髪を取らない
自宅でスタイリングするときに多いのが、毛束を一度にたくさん取ってしまうことです。
髪の量が多いと、ついまとめてアイロンを通したくなりますが、毛束が厚すぎると熱が均一に伝わりにくくなります。
表面だけ形がついて内側はまとまらなかったり、思ったようにスタイルが作れず、同じ場所に何度もアイロンを通したりする原因にもなります。
特にレイヤーカットや外ハネスタイルは、少量ずつ毛束を取った方が自然な動きを作りやすくなります。
全部の髪を完璧に巻く必要はありません。
毛先を軽く外ハネにして、表面の髪だけ少し動きをつける。
さらに顔周りを軽く巻く。

これだけでも、ヘアスタイル全体の印象はかなり変わります。
外ハネボブ・外ハネミディアムを自然に仕上げるコツ
外ハネボブや外ハネミディアムは、比較的簡単にスタイリングできる人気のヘアスタイルです。
一方で、「自分でやると毛先だけがくるっとしてしまう」というお悩みもよくあります。
外ハネを自然に見せるポイントは、毛先を強く折り曲げすぎないこと!
アイロンで毛先を無理に外へ向けるというより、髪を滑らせながら自然に外側へ逃がすようなイメージでスタイリングすると、柔らかな動きが作りやすくなります。
毛先だけが強く跳ねていると、少し硬い印象になってしまうことがあります。
反対に、毛先を軽く外へ動かすくらいにすると、ラフでナチュラルな外ハネに仕上がります。
また、外ハネスタイルは毛先だけを見るのではなく、根元からのシルエットも重要です。
根元が潰れていると、毛先を綺麗に外ハネにしても、全体が重く見えてしまうことがあります。
まず根元を整え、そこから毛先に自然な動きをつける。
この順番を意識してみてください。

レイヤーカットは「全部を巻かない」のがポイント
レイヤーカットは、長さの違う髪が重なっていることで、自然な動きや軽さが出るヘアスタイルです。
そのため、髪全体を同じ方向、同じ強さで巻いてしまうと、せっかくのレイヤーの動きが分かりにくくなることがあります。
例えば、毛先を軽く外ハネにしたら、表面の髪だけ少し持ち上げて動きをつける。
顔周りは、毛流れに合わせて軽く巻く。
これだけでも、レイヤーカットならではの軽さや動きが出やすくなります。
「全部をしっかり巻かなければ」と思わなくても大丈夫です。
むしろ、巻きすぎないくらいの方が、自然で今っぽいヘアスタイルに仕上がります。
顔周りのスタイリングで印象を変える
スタイリングの中でも、ぜひ意識してほしいのが顔周りです。
同じボブやミディアムでも、顔周りの髪をどう動かすかによって印象が変わります。
ストレートにすると、すっきりとした印象に。
毛先を軽く動かすと、柔らかい印象に。
顔周りにレイヤーを入れて動きを出すと、軽やかで女性らしい雰囲気になります。
毎朝、髪全体を完璧にスタイリングする時間がない方は、毛先と顔周りだけを整える方法もおすすめです。
髪全体を巻くよりも短時間でできるうえ、ヘアスタイルの印象もしっかり変わります。
コテやストレートアイロンは強く挟みすぎない
「しっかり形をつけたい」と思って、アイロンを強く挟んでいませんか?
アイロンは強く挟めば綺麗になるわけではありません。
強く挟んだまま何度も同じ場所に通すと、毛先が硬く見えたり、動きが不自然になったりすることがあります。
髪を無理に曲げるというより、アイロンを滑らせながら形を整えるイメージで使うと、自然な仕上がりになりやすくなります。
また、コテやストレートアイロンを使う前には、髪が完全に乾いていることも大切です。
少し湿っている状態でアイロンを使うのは避けましょう。
毎日のスタイリングでは、髪への負担をできるだけ抑えながら、必要な部分だけを整えることも大切です。
スタイリング剤は「作りたい質感」で選ぶ
最後に、ヘアスタイルの仕上がりを左右するのがスタイリング剤です。
「オイルとバーム、どちらを使えばいいの?」
「ワックスを買ったけれど、どう使えばいいのか分からない」
このように、スタイリング剤の選び方や使い方に迷う方も多いと思います。
ヘアオイルは、ツヤやまとまりを出したいときに向いています。
外ハネボブやミディアムなど、毛先のパサつきを抑えて柔らかく見せたいスタイルにも使いやすいアイテムです。
一方、バームはオイルより少しセット力があり、毛束感を出したいときに向いています。
レイヤーの毛先や顔周りに軽く動きをつけたいときにも便利です。
ワックスは、さらに動きを出したり、ヘアスタイルをキープしたりしたいときに使います。
スプレーは、巻き髪や前髪など、時間が経つと崩れやすい部分をキープしたいときにおすすめです。
大切なのは、「人気のスタイリング剤だから使う」のではなく、自分の髪質と作りたい質感に合わせて選ぶことです。
スタイリング剤は「少量から」が基本
スタイリング剤を使うときに気をつけたいのが、つけすぎです。
特にヘアオイルは、手に取ったときは少なく感じても、髪につけると意外としっかり質感が出ます。
まず少量を手のひらに出し、両手にしっかり伸ばします。
その後、毛先からつけていき、足りなければ少しずつ追加します。
いきなりたくさんつけるよりも、この方法の方が失敗しにくいです。
根元までたっぷりつける必要はありません。
根元が潰れやすい方は、特に毛先中心を意識してください。
髪質によっても合うスタイリング方法は違う
同じ外ハネボブでも、髪が細くて柔らかい方と、髪が太くて広がりやすい方では、合うスタイリング剤やスタイリング方法も違います。
細くて柔らかい髪に重いスタイリング剤をたくさんつけると、ボリュームがなくなってしまうことがあります。
反対に、広がりやすい髪の場合は、軽いオイルだけではまとまりにくいこともあります。
髪質、毛量、クセ、カットの形、普段どのくらいスタイリングをするか。
こうした条件によって、合う方法は変わります。
だからこそ、「SNSで見たから同じものを使う」のではなく、自分の髪に合ったスタイリング方法を知ることが大切です。
美容室で「自宅ではどうすればいい?」と聞いてみましょう
美容室で仕上げてもらったときに、「今日のスタイリング、家でもやってみたい」と思ったら、ぜひ担当の美容師に聞いてみてください。
「どこを巻いていますか?」
「アイロンはどのくらいの角度ですか?」
「オイルはどのくらいつけていますか?」
「朝はどこだけ直せばいいですか?」
このような質問をしていただければ、ご自宅でも再現しやすい方法をお伝えできます。
美容室での仕上がりを毎日完璧に再現する必要はありません。
大切なのは、その方の生活スタイルに合わせて「無理なくできる方法」を見つけることです。
ヘアスタイルを綺麗に見せるためには、カットやカラーだけではなく、毎日のスタイリングもとても大切です。
でも、毎朝時間をかけて完璧にセットする必要はありません。
根元を整える。
毛先を軽く外ハネにする。
顔周りに少し動きをつける。
最後にスタイリング剤で質感を整える。
このくらいでも、髪の印象は変わります。
「美容室では綺麗になるけれど、自分ではできない」という状態ではなく、「これなら自分でもできそう」と思っていただけるヘアスタイルを作ることも、美容師の大切な仕事だと思っています。
髪型を変えたときは、ぜひ美容師にスタイリング方法まで聞いてみてください。
自分の髪の特徴と、ちょっとしたコツを知るだけで、毎日のスタイリングは今よりずっと簡単になります。
美容室に行った日だけではなく、その後も毎日ヘアスタイルを楽しんでいただけるように。
自分の髪質やヘアスタイルに合ったスタイリング方法を見つけて、無理なく綺麗な髪を楽しんでみてください。

